隙間を有効活用することで収納力がアップ
賃貸住宅やマンションなどの自宅内のスペースが限られている住居環境においては、収納をするテクニックが大切になってきます。
一般的な生活をしている家庭の場合、ふつうは備え付けのクローゼットだけでは持ち物の全てを納めておくことはできません。
また食器棚や雑貨類を入れる収納は、自分で用意する必要があることでしょう。
そこでワンポイントとして覚えておいてもらいたいのが、スペースを有効活用しようという事です。
わかりやすいのが古い日本家屋の大半に備え付けてある押入れです。
押入れは1畳上下くらいの非常に広いスペースがつけられているので、かなり荷物の多い人であっても、十分に収納ができるのではないかと思ってしまいます。
しかし実際に生活をしてみると思ったほど収納を活かすことができず、結局室内が乱雑な印象のままになってしまうものです。
なぜそのようなことが起こるかというと、押し入れの中は確かに総容量でみるとかなり広いのですが、二段だけという仕切りのままでは、上下にモノを平面として置いたらそこで収納がおしまいになってしまうからです。
本当に十分に広い収納スペースを活かすならば、上下二段だけでなく、ポールや段差を付けられる棚を導入するなどして、空間全体を全て収納に使えるようにする必要があります。
食器棚の中にある意外なデッドスペース
収納家具の中でも、とりわけデッドスペースが生まれやすいのが食器棚です。
食器棚には毎日使うお茶碗やお皿、鍋やお箸といったものが収納されるわけですが、そのままただ入れていると、どうしても棚の上に無駄な空きが出来てしまいます。
そこで食器棚という収納家具を有効活用していくために必要になるのが、空間全体を活かせるアイディアです。
食器類は壊れやすいという特徴もあるので、収納をしていくときにはもしもの時の落下も考え、安全性の高い収納にしていくことも求められます。
食器棚の収納でおすすめをしたいのが、食器を立てて保管するという方法です。
多くの人は、食器は同じくらいの大きさのものを重ねて保管をしていることと思います。
ですが、重ねたお皿は急に下のものだけを抜き取るのが難しく、また大きさが違うものがあると重ね方が不安定になってしまうという問題があります。
そこで食器を立てて保管できる「平皿立て」という雑貨アイテムを使用することにより、食器棚の棚のデッドスペースをなくし、すぐにどこにどのお皿があるかを見つけられるのです。
全ての皿を立てて保管するのではなく、毎日の生活で良く使うものだけを縦にするなど部分的な工夫をしていくと、より収納を積極的に活かしていくことができます。