加齢とともに失われていく髪の毛のハリ
老化現象と髪の毛の問題については、女性よりも男性の方が圧倒的に悩みが多いことと思います。
ですが女性の場合、男性のように毛そのものが無くなってしまう事こそないものの、確実に年齢とともに髪質は衰えてしまうものです。
若い頃は特に何もしなくても髪の毛はフサフサでハリもたっぷりあったのに、気がつけばボリューム感のないぺたんこ髪になってしまっていた……という事は珍しくありません。
まずどうして髪の毛が加齢に伴ってぺたんこになってしまうかというと、それは一つの毛根あたりに生えてくる毛の量が減少してくるからです。
人間の毛髪は毛穴一つにつき数本の毛が生えているのが普通なのですが、これが加齢によって毛根の力がなくなってくると、毛根から生えてくる毛の数が減っていき、それが密度の乏しいぺたんこ髪になってしまうのです。
白髪もそうですが、髪の毛に起こる加齢現象は全て頭皮の中の毛根を作る細胞の力が弱まることによって起こるので、髪の毛のハリ・ツヤをキープしたいという人は、日々のケアを怠らないようにした方がよいでしょう。
女性の髪の悩み対策も男性と同じく、頭皮部分をマッサージするなどして活性化していくことで改善が期待できます。
まず正しいシャンプーの方法を身に付け、頭皮に余計な刺激を与えないようにしましょう。
指の腹を使って丁寧に揉み込んでいくと、それだけでもかなり頭皮へのよい刺激になります。
髪の毛のダメージとなる要因を取り除く
もう一つ、髪の毛のコシを保つために絶対に必要なのが「ダメージ予防」です。
髪の毛はもともと頭皮と頭蓋骨を守るために生えているわけですが、逆に頭皮の力が弱くなってくると毛髪も力が損なわれてしまいます。
具体的な頭皮へのダメージとして、まず第一に挙げられるのが「紫外線」です。
既に多くの女性が対策をしているとは思いますが、直射日光を頭皮に長時間受けてしまうと過度な乾燥状態となり、髪の毛と頭皮が傷みます。
普段から帽子を被ったり日傘をさすようにしたりして、頭皮に直射日光をあてないようにしましょう。
なお帽子や日傘をすることにより頭を直射日光から守ると、体温の上昇を防ぐ効果があるので熱中症予防にも役立ちます。
それと頭皮を活性化しようと効果なシャンプーやトリートメントを購入しても、それを正しく使っていないと結局意味がありません。
非常に強い刺激となってしまうのが頭皮にシャンプーやトリートメントが残ってずっと付着してしまうことなので、洗う時にはしっかり余裕を持って丁寧に流すようにしましょう。
あとはヘアドライヤーやヘアアイロンを使用する時には、過度な乾燥状態とならないようにするのも有効です。