夏場においしいナスを使った健康料理
夏野菜の代表的な存在であるナスですが、意外と使い勝手に苦労している人も多いようです。
日本においてナスが食用にされるようになったのは奈良時代からと言われており、当時より全国各地で貴重な栄養源として栽培されてきました。
古くから地元で作られてきた独自の野菜として伝統野菜になっていることも多く、それぞれの土地によってナスの形状が少しずつ異なっているものです。
一般的にスーパーなど市販品として見かけるナスは卵型の長細いものが多く、時々「米ナス」と言われる丸い形状のものも出回っていたりします。
ナスが最も旬を迎えるのは7月~9月くらいとされており、「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉があるように、秋口のナスは夏場の太陽をたっぷりと浴びて身が引き締まり、一年で最も美味しい時期を迎えます。
茄子料理の代表的なものとしては、醤油煮や中華風の炒め物、または軽く湯がいてからの和物といったものでしょう。
日本に古くからある食材であるためナスは和食によく合うイメージがありますが、一方でトマトソースのような洋風料理と大変相性がよく、ピザやパスタの素材としてもよく使われています。
そこでナスを使った簡単で美味しい一品料理して、おすすめしたいのが「ナスのピザ焼風オーブン焼き」です。
これは言ってみてればピザを焼くときの小麦を使った生地をナスに置き換えた料理で、ヘルシーで美味しく多くの人に好まれるメニューとなっています。
夏場の大きなナスを使うととても便利
ナスのピザ風オーブン焼きを作るときには、できるだけ大きめのナスを使用するのがおすすめです。
時々自家栽培でお化けナスのようなものも出来ますが、そこまででなくても気持ちちょっと大きいかなという位のナスの方が、細かい作業を必要としないので便利です。
手順としては、まずナスを輪切りにして、その周辺に火が通りやすいように切り込みを入れます。
次に表面にオリーブオイルを少し垂らして、そのまま先にナスのみをオーブンで軽く焼いておきます。
なおナスの外皮の色素は内部の水分が染み出てくるとどうしても茶色っぽく変色させてしまいますので、あらかじめオリーブオイルなどの油を染み込ませておくと鮮やかな色を保つことが可能です。
ナスに一通り火が通ったら、そこにトマトのパスタソースを塗って、お好みで野菜などをトッピングしていきます。
崩れにくくするために、あまり欲張ってたくさんの野菜を乗せるのではなく、一口大に収まるようにするのがポイントです。
おすすめ食材としては、玉ねぎや細かく切ったエビ、またはハムなどを乗せて最後に溶けるチーズを少量のせておくと、見た目も美しくバランスの取れた一品になります。