ナチュラルに見えるように盛る「薄盛りメイク」
メイクあるある話の一つに「すっぴんに見えるメイクほど時間とお金がかかっている」ということがあります。
メイクのことをほとんど知らない男性などは、脳天気に芸能人などのすっぴんメイクを見て「やっぱり素肌がきれいな子はかわいい」と言っていたりしますが、本当に透き通るような陶器のような肌というのはメイクによって巧妙に作り込まれた肌なのです。
そうしたメイクをしていく事で、どんどん素肌らしく見えるようにするやり方を「薄盛りメイク」と言ったりします。
「薄盛りメイク」というのは、わざとらしくないようにさり気なく素顔や素肌を補完していくという方法です。
最初に例にしたような、時間や費用的にはフルメイクと同じくらいの気合を入れつつも、見た目はあたかも全くメイクをしていないかのように見えてしまう方法を極めると「薄盛りメイク」になります。
「薄盛りメイク」のポイントになるのは、肌に馴染みのある色の使い方です。
目元を彩るメイクをするという場合も、グラデーションをあまり派手に使わずにできるだけ単色で行います。
もし目元をどうしても盛りたいという場合はシャドウカラーとなるものを単色で塗り、まぶたの上にちょっと乗せる程度で、目を開いた状態ではうっすら見えるか見えないかくらいに留めます。
ここまでやるのが薄盛りメイク
薄盛りメイクの極意は、一見全くメイクをしていないかのように見せることです。
アイシャドウやアイラインなどは自然に肌に馴染む色合いのものを使用して、あくまでも使っていないと周囲からは思われるようにすることが重要なポイントになってきます。
もっとも見る人が見れば、ばっちりフルメイクしていることは丸分かりなのですが、一般的な目線としてフルメイクをしていないように見えるというものなのです。
わかりやすい例として、有名芸能人が寝起きや運動のあとらしき写真をアップするときに、薄盛りメイクをしていることがあります。
すっぴんとフルメイクで最も印象が変わる部分が目元ですが、そこで使用をしたいのがマスカラです。
薄盛りメイクをするときのマスカラは全体にたっぷり色を乗せるものではなく、基本的にビューラーで持ち上げたまつ毛に軽く色を乗せるタイプのものを使用します。
まつ毛全体にボリュームがないという人は、ナチュラルタイプのまつ毛エクステを使用するなどして適度に「盛り」をつけていくのも良いでしょう。
ただしあまり目元を強調しすぎてしまうと、さりげない「ナチュラル」さが損なわれてしまいます。
全体的な傾向として、力を入れるのは肌質感のアップの方で、パーツの強調は控えめにするというのが正しい薄盛りメイクなのです。
またすっぴんメイクが特に映えるのは二重の人です。二重幅にカラーを入れ過ぎないメイクがナチュラルさを加速させます。
昔と比べると今では二重の埋没整形はクリニックによっては安価でできることもあって、当然のようにしている人も増えましたね。
ただ整形は怖いと言う人も大多数いますし、施術のリスクをしっかりと理解してから行うようにしましょう。